旅の手記

1日目 走行距離 135km
山口県小郡の高架下で野宿

朝の5時頃出発。
走り出してすぐに荷物の重さでふらついてしまった。
何か二人乗りしとるみたいで走りにくい。
しばらく走ったら慣れたけどトラックが横を通ると
吸い寄せられそうでやっぱ怖いね。
1日目は車で走り慣れた道なんでペース配分しやすかった。
やっぱ荷物積んどると思うようにスピードが出んな。
猛暑の中を坂道登るときなんか10km以下になるんだけー。
この先大丈夫だろうかといきなり不安になったで。
夕方になって野宿の場所を探し始めたんだけど
なかなかええととこ見つからん。
よさそうな公園があったんだけど、
利用者以外は入っちゃダメって
書いてあるんで素直に従っちゃったよ。
しばらく走って田んぼの中の高架下に決定。
しかしこの日は夜も暑かった。
トランクス1枚でも汗ダラダラだったで。



2日目 走行距離 130km
福岡県波津海岸で野宿

人通りが多くなる前に出発。
今日から車で走ったこと無い道なんだ。
いきなり道が分からんよになった。
ツーリングマップル中国版を持ってくりゃー
良かったと後悔するが今更しょーがねーんで
標識を見ながら行くことに。
ちょっと遠回りになったみたいだが
何とか下関まで着いた。
関門トンネル通る前にメシでも食うかなと
思って店を探しとったら温泉発見。
昨日は風呂入ってないし入るか
と思って入ったんだけど1000円もしやがった。
たいした温泉でもないのにさ。
そこでメシも食っていよいよ関門トンネルへ。
通るまで知らんかったけど
車と人は通る道が違うし入り口も違うんだね。
エレベータでトンネルまで降りるんだけーたまげたで。
降りたらいきなり写真撮って道ふさいどるやつらがおってさ
なんだこいつらちゅうて思ったら、
韓国人集団なんだけー。じゃまだちゅうの。
トンネルの中は自転車もバイクも押さんといけんのに
乗りよるやつがよけーおってさ
俺が見たロードレーサーのやつなんかエレベーターん中でも
乗っとってそのまま出てくるんだけー。ルールを守れちゅうの。

そんで九州上陸。
どっちへ行くか決めてなかったんだけど
何となく博多方面へ。
この辺は道路は平坦でええんだけど都市部はやっぱ走りにくいね。
特に高架になっとるとこなんか自転車走りにくーてたまらんので
高架を通るの避けとったら道に迷ってしもーてやれんかった。
ジジイに道聞いてなんとか若戸大橋に到着。
この橋は自転車通れんけーしょーがねー渡し舟に乗って対岸へ。
そらからひたすら走ってよさげな海岸に決定。
昨日の道路端よりいいよね。



3日目 走行距離 110km
佐賀県虹の松原キャンプ場泊

この日は福岡市内を通ったんだけどやっぱ走りにくかった。
やっぱ九州最大の都市だけー車も人も多いねー。
路肩が狭いんで歩道走ったんだけど
荷物満載で歩道走ると、歩道の切れ目の段差で
手にショックがきて疲れるで。
そんでもってケツもいとーなってたまらんかった。
途中でコインランドリーがあったんで
洗濯しとったら管理人が飛んで来るんだけー
そがーに不審者に見えたんだろうか?
この日泊まったんは国設の野営場だったんだけど
国設ちゅうんだけーええ施設だろうのーとおもーたら
くそボロだったで。
でも、この時はこれよりひどいキャンプ場が
あるとは思わんかったけど。



4日目 走行距離 85km
佐賀県つばきマリーナキャンプ場泊

朝起きて今日のキャンプ地を決めて電話。
それによって今日の走行距離が決まるんだよね。
地図見てからだいたいの距離を測ったら
今日はたいしたことないと思ったんだけど
走り出してしばらくしてとんでもない
道のりになってしもーた。
今までの道とは全然違うじゃん。
すげーアップダウンなんだけー
暑さとこのアップダウンで体力を消耗してしもーた。
それでもやっぱどっか観光地いかにゃーいけんかの
と思って海中展望台がある波戸岬に行ってみたけど、
やっぱたいしたことなかった。
しかし佐賀県北部の方は田舎だの。
なんちゅうてもコンビニがなーで。
キャンプ場につく前にコンビニでなんか
買おうと思っとったのに買えんままに
キャンプ場に着いてしもーた。
しょーがないんで地元の小さい店に行ったけど
商品がねー。贅沢はいっとられんので買ったけどさ。
しかし、この日泊まったのはキャンプ場なのだろうか?
昔はそうだったみたいだけど。
先客に聞いたみたらなんと
トイレもシャワーもないらしいじゃん。
ちゅうか、昔は使えたみたいだけど今は使えん。
これはどうすればええんじゃ?野糞でもせーちゅうんか?
恥をしのんでしてしもーたけどさ。
炊事場の水道が何とか使えたんで
そこですっぽんぽんになって水を浴びてやったで。
もしかして見とったやつがおるかの?



5日目 走行距離80km
長崎県長串山キャンプ場

今日も朝電話してキャンプ場を予約。
その日に泊まるとこ決めるちゅうのも
旅をしとるちゅう感じでええんじゃないの。
今までの俺じゃこんなことはねーぞ。
それこそ、どこのルート通って、どこに泊まる
ちゅう予定を全部決めにゃー気がすまんかったけーのー。
今日のキャンプ場は山にあるだけあって
すげー激坂でたまらんかった。でも眺めはえかったよ。
眺めだけじゃのーて施設もよかったし、
管理人のジイさんもええ人だったで。
この旅の中で一番ええキャンプ場だったんじゃねーかな。
昨日のくされキャンプ場の後だけーよけーそう思う。
また行ってみたいキャンプ場だったよ。
管理人の後継ぎがおらんらしいけー
ジイさん長生きしてください。



6日目 走行距離78km
長崎県四本堂公園キャンプ場

やっとこさ佐世保に到着。
自衛隊か米軍か分からんけど
軍艦がよけーとまっとるな。
ゆっくりみて行きたいところだが
先を急がねばならん。
平坦な道じゃなーけー
次のキャンプ地までどれぐらいで
着くか分からんけーやれんで。
この日は久々に店で飯を食った。
汚いなりだけーきれいな店には入れんので
汚いラーメン屋に入ってみたけど
やっぱりまずかった。
そんで、ババアの接客もわるーて
とんでもなかったで。
途中西海橋で休憩。
橋から下を見たけど
結構な高さがあったで。
何故か橋の両側にワイヤーが張って
あるんだよね。
作業員の落下防止かなとおもっとったんだけど
自殺防止だったんだね。
後で知ったんだけど、あの橋自殺の名所なんだとさ。
こえーじゃん。見るんじゃなかった。
オランダ村の横を通って今日のキャンプ地に
向かったんだけど、
オランダ村の駐車場に全然車が止まってないんだけー。
潰れるんじゃないかとおもっとったら
やっぱりつぶれたね。ハウステンボスもやばいんかな?
今日のキャンプ地は海沿いで区画もちゃんとしてて
あのくされ家族さえいなければええとこだったんだけど。
なんちゅうてもあのくされ家族どもは
管理人がおらんようになった時間になって
いきなり乗り込んで来て発電機ガンガン回しやがるんだけー
一晩中うるそーてたまらんかったで。
ほんとルールは守らにゃいかん!



7日目 走行距離101km
長崎県休暇村雲仙

この日は出だしは好調でええじゃんと
おもっとったんだけど、
国道207号線を選択したんがまずかったで。
またまたすごいアップダウン。
暑さでもうろうとして段差に乗り上げて
こけてしもーたで。
ひざは擦りむくし、サイドバックに穴はあくしで最悪。
途中観光センターみたいなとこで
家にカステラを送ってやった。
この時はもう帰ろうと思ってたんだけどね。
今日のキャンプ地は諏訪池にあるんでやっぱり登りでした。
国道から6kmしかないんだけど
恐ろしく時間が掛かってしもーたで。
今日のキャンプ地は一人ぼっちでさ
山のキャンプ地は結構一人ちゅうのがあるんだよね。
ちょっと怖かった。



8日目 走行距離109km
鹿児島県民宿七福神

この日は口之津港からフェリーで鬼池港に行って
それから天草を通って帰ろうとおもっとったんだけど
ひょんなことからフェリーの中であるおっちゃんと出会って
道中を共にすることになった。
そのおっちゃんは鹿児島までいってそれから沖縄まで行く
ちゅうんだけー元気だね。
そんでそのおっちゃんと鹿児島まで行くことにした。
気ままな旅だけー変更してもええよねーなんてね。
でも、日程的にきびしくなってしもーたけど。
そのおっさんと共に今日の宿泊予定地の串木野を
目指すことに。
このおっちゃん結構走るのが早いんだけー
俺が置いて行かれることもあったけーのー。
串木野に着いて宿を探してみたんだが
なかなか見つからんけー国民宿舎に行ってみた。
空室があったけー泊まろうと思ったんだけど
おっちゃんが高いちゅうて言うんだけー。
そんで民宿がないかちゅうてフロントの人に言うんだけー
たまげたで。
でも、フロントの人がええ人で電話してから
探してくれたんだけどさ。
あの料金ならさー誰が寝たか分からん
布団で寝さされる民宿で
泊まるよりええと思ったんだけどな。
夕食も付いとったし。
ほんと、知らん人と旅をするのは難しいよ。


9日目 走行距離105km
鹿児島県生見海水浴場野宿

このおっちゃんの第1の目的は
吹上浜にあるかもしれん旧日本軍の塹壕を
探すことなんだとさ。
吹上浜ちゅうても結構広いんだよね。
なかなか見つかるもんじゃねーよ。
住民にもいろいろ聞いたけど
あるちゅうもんもおるし、ないちゅうもんもおるし。
結局みつからんこー残念だったな。俺も見たかったよね。
その次に加世田の平和祈念館に行ってみた。
ここは昔特攻隊の出撃基地だったらしいんだ。
死ぬのがわかっとるのに出撃するのは辛かったろうな。
それからおっちゃんとは知覧で別れました。
ここにも特攻基地跡があるんでおっちゃんは
泊まって見るらしい。
でも、俺は先を急ぐんで鹿児島湾側に出たんだけど
キャンプ場がなくて結局野宿になっちまったよ。
この日の夜はシャワーあびられんかったけー
すげー暑かった気がするな。


10日目 走行距離95km
鹿児島県国分キャンプ海水浴場


この日は朝起きた時は佐多岬行く気になっとたんだが
指宿まで行ったあたりでそーいやー佐多岬は自転車じゃ行けん
ちゅうことを思い出して急きょ予定変更、桜島に行くことにしたよ。
やっぱ九州に来たんだけー桜島みとかんとね。
見た感じはちゅうと、なんのことはねー普通の山だったね。
それからキャンプ場に着いたんだけど
このキャンプ場はめずらしく無料だったで。
水のシャワーもただだし。居心地がええちゅうて2週間も
おるちゅうサイクリストもおった。
でも、夜は最悪で。
海の近くのキャンプ場は花火やりやがるけーうるそーてたまらん。
真夜中だろーが関係なく打ち上げ花火やりやがるけーのー。
ルールを守れちゅうの!



11日目 走行距離130km
宮崎県高鍋海水浴場キャンプ村

この日は都城を通って宮崎県側に抜けるルートを
通ることにしたんだけど、
このルートは都城までがすげー登りらしい。
そんで夜の明けんうちに出発することに。
でもさー涼しいうちに登るとたいしたことねーよ。
都城に入ったらほぼ平坦ではしりやすかったで。
そんで、宮崎県に入って一ツ葉有料道路を通って北上。
この道路は意外にも自転車が通れるようになっとるんよ。
道はイマイチ悪いけどさ。
たいして車が走ってなかったけど、シーガイアの為に作った道路なんか?
この日は130kmも走ったのに意外とつかれんかったで。
やっぱ平坦な道だとはしりやすいよ。
そんでキャンプ場についてからシャワー浴びようおもうたら
海水浴場の方にわざわざ行ってあびにゃーいけんちゅうけー
悪いとはおもーたんだが、炊事場で水浴びしてやったで。
そんでから浴びとったら何やら人影が。
ジョギングのおっちゃんがちらりとこっち見て
にやっとして走り去って行くんだけー。
白いお尻みられたかしらん。いやーん恥ずかしい。



12日目 走行距離96km
宮崎県須美江家族旅行村

この辺は道が平坦で走りやすいのー。
九州の北西部とはえらいちゃうやんけ。
ちゅうて調子に乗って延岡市すぎてから
県道212号線通ったのがいけんかったで。
海岸沿いのみちだけー平坦かとおもやー
とんでもねー道だった。
今日は楽勝でキャンプ場つくかと思っとったけど
最後の最後でとんでもなかった。
やっぱ国道通らにゃーいけんね。



13日目 走行距離92km
大分県小田浜近くの海岸に野宿

出発してからすぐの所にあった道の駅北浦で
洗濯物乾かしとったらトラックの運ちゃんらしき人が
来て小1時間も話してしもーた。
運ちゃんの話によるとやっぱ海岸線の道はやばい
らしいんで国道を通ることにしたんだけど、
国道も結構険しかったぞ。
この日はキャンプ場がなかったんで
野宿できるところを探さにゃならんかったんだ。
そんでよさそうな公園で役場のもんに聞いたら
ダメだちゅうて海水浴場ならええけー
そっち行けちゅうけーそこに向けていっとったんだけど
ちょうどよさそうな海岸があったんでそこで野宿することに。
海水浴場は夜うるさいもんな。ほんと。



14日目 走行距離124km
大分県行安キャンプ場

この日はこの旅で最長のトンネルを通ることになったで。
やっぱこのトンネルは歩行者や自転車が通るようになっておらん。
路肩がめちゃめちゃ狭いやんけ。そんで暗いし。
自転車に乗っとったら路肩から落ちそうなんで
押して通ることにしたんだけどさ、
排気ガスがすごかったよ。
めちゃめちゃトンネル恐怖症になってしもーた。
それからサマージャンボ宝くじを大分市で購入。
結局はずれちゃったけどさ。
そんで大分市から別府市へ向かう道路を
走ったんだけど、あの道は何回か観光バスで
通ったことあるけどあがーに狭かったっけ?
路肩がめちゃめちゃ狭いんだけー
怖いけー40kmぐらいで走ったで。
その疲れか別府のなんとか公園で
小1時間も寝てしもーた。
これがいけんかったなー。
キャンプ場に5時くらいまでに
行かんと管理人が帰るとこが多いんであせったで。
こがーな急ぐ時にかぎって向かい風で全然進まん。
でも、なんとか5時までに着いて助かったで。
この日キャンプ場に泊まるのは俺一人だったで。
やっぱ海のキャンプ場でも一人ちゅうのは
気持ちのええもんじゃーなー。



15日目 走行距離112km
大分県洞門キャンプ場

国東半島を回るルートを選択したんだけど
なんか失敗したよーなきがすんな。
意外とアップダウンが多いじゃんかよ。
おまけにコンビニがありゃーせん。
しょーがねーんでなんたらコープ
ちゅう農協系のスーパーで買い物したけどさ
田舎だけー物がないね。やっぱ。
でも、住んどる人がおるんだけーのー。
途中で不信な老婆を見たんだけどさ。
ぼろぼろの恰好して、押し車押して歩いとったんだけど
あの老婆はなんだったんだろ?
旅をしておったんだろうか?
無事にたどり着いただろうか?
悲しくなるよねあんなん見ると。
それからやっと宇佐八幡宮に着いて
昼飯くったんだけど、観光客がおらん。
今まで3,4回ぐらい来たことあるこど
こがーにさびれたとこだったっけ?
そいから思いでの地耶馬溪に向かって出発。
初めてやつと婚前旅行に行ったとき立ち寄ったとこなんだ。
あん時は耶馬溪までってすごい登りだとおもとったんだけど
意外と平坦で嬉しい誤算だったで。
それにさ、鉄道跡を利用した自転車専用道路が
出来とって走りやすかったで。
この日のキャンプ場も一人でやんの。
管理人のおっさんがええ施設なのに
人が来んでもったいなーちゅうていいよったけど
たぶん便所を水洗にせんかったのがまずかったんちゃうかの。
なんちゅうても、入る前に殺虫剤まいてから入れちゅうんだけー
まいるで。なんちゅう汚い便所やねん。
洞門が出来る前の高いところにある道が見えて
ロケーションはええんだけどね。
しかし昔の人はあがーに高いとこ通っとったん?
落ちたらほんと死ぬで。



16日目 走行距離121km
山口県土井が浜キャンプ場

いよいよ九州ともお別れだね。
門司港レトロまで来ると何となく
なつかしい感じになるね。
また関門トンネルを通って
15日ぶりに本州側に帰ったけど
短かったような長かったような。
帰り道は191号線を通ることに決めたけど
このルート眺めはええけど意外と風は強いし
アップダウンは多いしであんまりよくなかったね。
この日の泊まる所も海のキャンプ場なんだな。
何か嫌な予感がしたが的中してしもーた。
夜中に酔っ払ったやつらーが騒いでやれんかったで。
でも、みんな何も言わんのだけーのー。
俺も怖いけー何も
言わんかったけどさ。刺されちゃたまらんけー。
こがーなやつらーがおるけー便所もすさまじい惨状に
なっとったで。
俺も大をするのをためらったもんな。
ちゅうかあれ見たとたん出んよーになったよ。
ほんと、便秘にしてくれんなよ。



17日目 走行距離109km
山口県田万川キャンプ場

やっぱこのルート結構たいへんよ。
一気に登って一気に下るほうが
気分的にも楽でええで。
9号線とおっとりゃーえかったんだがの。
でも、行きも帰りも同じじゃおもしろーないし。
この日はこのルート一番の難関仙崎峠を
とおらにゃならんのだ。
旅の後半になってだいぶバテてきたけーのー。ちと心配じゃ。
猛暑の中を登るのはやっぱ大変だった。
かなり休みながら登ったんで時間が掛かって
しもーたけーキャンプ地に間に合うかかなりあせってしもーたで。
そんで、この辺にゃーコンビニがねーんだよな。
普通のスーパーにこの恰好で入るとちと恥ずかしいで。
でも、なんとか間に合ってよかったよ。
このキャンプ場の横に温泉があったんで
久しぶりに風呂につかってゆっくりできたよ。
この日は3組ぐらいの家族連れがおったんだけど
その中の一組のやつらが夜中にロケット花火やりよるんだけー。
親がおるんだけー注意せえやと思ったら、
なんと親がやりよるやんけ。
ガキはろくな大人にならんぞ。ほんと。



18日目 走行距離63km
島根県自宅

だんだん家に近づいていくのに
何かうれしくないんだよね。
あんまり家に帰りとーないんだな。
でも、だんだん懐かしい風景が増えてくると
うれしくなるね。
家まではもう少しなんでゆっくり帰ることに。
途中の益田はいろいろな意味で思い出の地だな。
離婚以来こっちにはなるべく来んようにしとったけど
あの頃2人で見た風景とあまり変わってなかった。
こっちに帰るとコンビニはポプラしかねーな。
なんとなくファミリーマートが気に入ったんで
こっちにも早く出来てくれんかな。
なんぼーゆっくり帰っても3時頃には家に着いてしもーたで。
普通の人なら家に帰ったらやっ家がええちゅうて
思うんだろーけど、俺は全然思わんなー。
何か家は居心地がわるーてええことないわ。


この旅を振り返ってみて


今回のこの旅は思い立ってから
実行までが短かったな。
まあ、準備期間が長いけー
ええ旅が出来るちゅうもんでもなーよ。
今回の行き当たりばったりの旅でも
結構充実してええ旅は出来たと思うんだけど。
しかし、装備をもうちょっと軽くしとけば良かったな。
やっぱ自転車だけー軽いにこしたことはないよ。
それと、自転車買ってから2日目で旅に出たのもまずかった。
ずっと自転車に乗っとるんだけーポジションのセッティングを
ちゃんとしとかにゃーいかんかった。
セッティングをちゃんとしときゃーケツが痛くなるのが
なんぼか和らいだろうな。
それと自転車で旅するなら気候のよい時期がええわ。やっぱ。
春とか秋とか。
夏にするんでも日焼け止めはしっかり塗っとかんといけんよ。
俺なんか初日に塗らんこーおったらめちゃ焼けてしもーたで。
未だに肌が黒いもんな。
でも、雨が全然降らんかったけーよかったな。
雨なんか降っとったらそれこそ走行距離は伸びんよ。
まあ、旅に出れば何とかなるもんよ。
途中で必要なもんがありゃー買うこともできるしさ。
金は掛かるが。
この旅で一番金が掛かったちゅうたらやっぱ食費かの。
食料は全部コンビニで買いよったけーのー。
多少は料理出来た方がええよ。実生活でもな。
この旅で知らん人と旅してみたけど
やっぱツーリングは一人がええと思ったね。
なんちゅうても気楽でええし。
2人以上で行くんでも親友じゃないと行かんな。
まあ、いろいろあった旅だったが
それなりにおもしろかったしええ経験にもなった。
できればもっと若い時期に経験できればよかったけどさ。

以上、病院のベットで思い出しながら書いたんで
事実と多少違うとこがあるかもしんねえからね。
くれぐれもこの文章を信用して旅をしないように!





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